年中行事・記念日・祭り 解説文


賀茂神社:葵祭(かもじんじゃ:あおいまつり) 2023年 5月15日(月)

京都市北区の上賀茂神社と左京区の下鴨神社の祭礼。(6世紀後半、飢餓、疫病の流行と風水害を鎮めるための祭礼が起源と言われています)
京都の祇園祭り(7月1日から始まる)、時代祭り(10月22日)とともに京都三大祭のひとつです。
祭り当日は絢爛たる衣装調度で総勢500名ほどの行列が仕立てられ、王朝絵巻さながらの行列が古式ゆかしく8キロメートルの道のりを練り歩きます。
行列は午前10時半ころに京都御所を出発、正午前に下鴨神社に到着し、神前の儀や東遊(あずまあそび・歌舞の一種)が行われた後、午後2時過ぎに下鴨神社を出て、3時半に上賀茂神社に到着します。

八坂神社:祇園祭平安神宮:時代祭の解説もご覧下さい。


沖縄本土復帰記念日(おきなわほんどふっききねんび)
2023年 5月15日(月)

1972年(昭和47年)のこの日、戦後27年間アメリカの統治下にあった沖縄が日本に返還され、沖縄県としてスタートしたのを記念した日です。


母の日(ははのひ)
2023年 5月14日(日)【5月の第2日曜日】

5月の第2日曜日を母の日としています。
日ごろの母親の苦労をいたわり、母の恩に感謝する日です。
1907年(明治40年)5月9日の日曜日、米国・ウェストバージニア州のメソジスト教会で、亡くなったミス・ジャービスという女性の追悼式が行われました。
教会には白いカーネーションがいっぱいに飾られ、参列者たちはジャービスの娘で、当時43歳だったアンナ・ジャービスから「お母さまに感謝してください」と白いカーネーションが一本一本配られました。
ミス・ジャービスは協会の日曜学校の先生をしていました。
子どもたちに神の教えを説くとき、特にモーゼの十戒の中の「汝の父母を敬え」を取り上げ、「母の恩にどう報いるのかを考えなさい」と強調していました。
それだけにアンナも母の追悼式で、何か母親への感謝を型で表すことはできないかと考え、カーネーションを贈ることを思いついたのだといわれています。
この話を聞いたのが、米国初の百貨店経営者として有名なジョン・ワナメーカーだった。
YMCA運動にも尽力したワナメーカーは翌1908年、同じ5月の第2日曜日に自らのデパートで母を讃える記念行事を行い、アンナ・ジャービスのことをPRしました。一方、アンナは政界の有力者たちに「母に感謝する日を設けるべきだ」と提案する手紙を出し続けました。
これがついに時の米国大統領ウッドロー・ウィルソンを動かしました。
牧師の子供だったウィルソンは1914年(大正3年)5月の第2日曜日を「母の日」とすることを提案、連邦議会の議決により祝日として決まりました。
ウィルソン大統領はこう宣言したといいます。
「わが国の母に捧げる愛と敬意の印として、この日は国旗を掲揚しよう。」
以来、「母の日」は世界中に広がり、母を亡くした人は白いカーネーション、健在な人は赤いカーネーションを胸にさし、花束を贈って感謝を表す風習が定着していきました。

父の日の解説もご覧下さい。