年中行事・記念日・祭り 解説文


太陽暦施行の日(たいようれきしこうのひ) 2022年 1月1日(土)

1872年(明治5年)12月3日を1873年(明治6年)1月1日として、この日から旧暦(太陰太陽暦)を廃止して、世界共通の新暦(太陽暦)・現行カレンダーを用いるようになりました。


初めて日本人の手で編纂された太陰太陽暦の大和暦、『貞享暦(じょうきょうれき)』

渋川春海(しぶかわはるみ)によって、貞享元年(1684)、日本人の手で初めて太陰太陽暦の大和暦が編纂され、『貞享暦』(じょうきょうれき)という勅号を受けて、貞享2年から用いられました。
それ以前の『宣明暦』は、800年以上にわたって使用されていたために誤差や不備な点が多く、渋川春海は中国と日本の里差(時差)を加味して誤差や不備な点も整備し、初めてわが国の風土に基づく暦法をつくりました。
これは、天文暦学の上で意義の高いものです。 なお、800年ぶりの改暦は当時大きな話題となり、井原西鶴は『暦』を、近松門左衛門は『賢女手習並新暦』(けんじょてならいならびにしんごよみ)を執筆しています。
江戸時代には貞享・宝暦・寛政・天保と4回改暦が行なわれ、最後の『天保暦』に至っては、西洋天文学を参考にして、最も精緻な太陰太陽暦を完成させました。(この『天保暦』は明治の改暦まで使用されていました)


初詣(はつもうで) 2022年 1月1日(土)

年が明けてから、はじめて社寺に参拝すること。
氏神、またはその年の恵方にあたる方角の神社仏閣にお参りをして、今年一年の無事と平安を祈る行事です。
近年は除夜の鐘が鳴り終わると同時に人々が有名社寺にお参りする風習が一般化してきています。(現在は元日もしくは正月三が日の間に参詣することも多くなっています)
なお、初詣では自分の信仰する社寺に参るのが一般的ですが、その年の恵方(えほう:年の干支にもとづいて吉であると定められた方角で、その年の福徳をつかさどる神がいる方角)のある社寺に参詣することもあり、これを「恵方参り」といいます。


宮中祭祀:四方拝(きゅうちゅうさいし:しほうはい) 2022年 1月1日(土)

早朝に天皇陛下が神嘉殿南庭で伊勢の神宮,山陵および四方の神々をご遙拝になる年中最初の行事。


宮中祭祀:歳旦祭(きゅうちゅうさいし:さいたんさい) 2022年 1月1日(土)

早朝に三殿で行われる年始の祭典。