年中行事・記念日・祭り 解説文


羽子板市(はごいたいち) 2021年 12月17日(木)~12月19日(土)

正月に遊ぶ羽子板を売る市。
羽子板の歴史は古く、江戸時代の貞亨年間(1683~1687年)の頃、江戸浅草観音の歳の市に見られたといわれています。
(羽子板の起源は「邪気を跳ね返す板」として、女の子の成長を願う習慣があったといいます)
現在では、12月17日、18日、19日の浅草観音と、27日、28日の中央区日本橋の不動院、それに京都新京極の羽子板市が有名です。
羽子板市は年末恒例の風物詩となっており、市で大きい羽子板が売れると、「お手を拝借」の掛け声も勇ましく、「シャン、シャン、シャン」と手締めが行われます。
羽子板は無患子(むくろじ)という黒く堅い木の実に彩色した鳥の羽をつけた羽子(はね)を柄のついた長方形の杉や桐の板で突いて遊ぶ正月遊戯の道具です。
(古くは「こぎ板」と呼ばれ、ごく簡素なものだったようです)