年中行事・記念日・祭り 解説文


秋の全国交通安全運動(あきのぜんこくこうつうあんぜんうんどう)
2021年 9月21日(月)~9月30日(水)

1948年(昭和23年)から交通事故撲滅のため国家地方警察本部(警察庁の前身)が広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的として制定し実施。
1952年(昭和27年)から春と秋の2回となった。秋は原則として9月21日(月)~9月30日(火)まで。

春の交通安全運動の解説もご覧下さい。


十五夜(じゅうごや)
日付変更

旧暦8月15日、十五夜はお月見・名月・中秋の名月などと呼ばれ、観月の好時季とされ、昔は月下に酒宴を張り、詩歌を詠じ、すすきを飾り、月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、神酒を供えて月を眺めて楽しみました。
一年のうちでもこの夜が最も澄んで明るく、秋草の花、競う虫の音、それに露と、秋の風物が揃う時季でもあります。
中秋の名月を鑑賞する風俗は、中国では唐の時代から知られていて、それが平安時代の貴族の間に取り入れられ、武士や町民へと次第に広まっていきました。
農民の間では農耕行事と結びついて、収穫の感謝祭としての意味を持っていました。
中秋の名月を最も素晴しいとして鑑賞するのは、秋になると夏や春に比べ空気が乾燥し、月が鮮やかに見え、冬の月も鮮やかに見えるが鑑賞するには寒すぎるからです。
せっかくの十五夜が曇りで、月見ができないことも多く、それで十五夜前後を待宵月(十五夜の前後の月見)、十六夜(十六日夜の月見)、立待月(十七日夜の月見、少し立っている間に月が出てしまったということ)、寝待月(二十日の月で午後11時ごろ、ひと寝入りした頃に出る月)などと呼び名月を惜しみました。
中国では「中秋節」、韓国では「秋夕(チュソク)」と呼ばれ、この夜の月を愛でる風習は東アジアの各国に現在も根強く残っています。

「満月の夜」の映像をご覧下さい。

十三夜の月十日夜の月の解説もご覧下さい。