年中行事・記念日・祭り 解説文


国民栄誉賞の日(こくみんえいよしょうのひ) 2021年 9月5日(土)

1977年(昭和52年)、2日前の9月3日に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王貞治(当時、読売ジャイアンツ)が、日本初の国民栄誉賞を受賞した日。
国民栄誉賞とは、前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に贈られる賞とされる。
現在までの受賞者は個人26名、団体1団体。


目黒のさんま祭り(めぐろのさんままつり)
日付変更

東京のJR目黒駅近くで、毎年9月の第1もしくは第2日曜日に「目黒のさんま祭り」が開かれます。
(※本年度ともいき暦公開の時点では決定しておりません。)
この祭りのきっかけはもちろん「目黒のさんまに限る!」のオチでお馴染みの古典落語「目黒のさんま」からきたもので、「目黒の良さ」と「さんまの良さ」の両方を分かってもらうためです。
炭火焼きしたさんまを無料で配布し、毎年2万人以上の多くの人が旬のさんまを楽しんでいます。
平成13年の第3回目のこと、新聞記事を見た岩手県宮古市から「なぜ、目黒の祭りでは宮古のさんまを使っているのですか」という連絡があり、当時、商店街では「お客さんに一番程度の良いさんまを食べてもらうために南下するサンマが9月中旬で最も脂ののって美味しい宮古産を築地で仕入れている」と聞き、この経緯に感動し、平成14年の第4回より宮古市からさんまが無料提供されることになりました。
特に、平成23年の第16回に起こった東日本大震災の被災あったにもかかわらず、この祭りのために宮古市からさんまが送られてきたことは大きなニュースになりました。
さんまといえば、すだちと大根おろしです。平成10年の第3回から、すだちの日本一の産地である徳島県神山町と友好関係を結び、すだちの無料での提供があり、平成13年の第6回から、栃木県那須塩原市高林の大根おろし、和歌山県みなべ町の備長炭が提供されるようになりました。
このように、「目黒のさんま」から地域との輪が広がってきています。

食材の旬。9月中旬ころの「さんま」は旬の“はしり”です。
10月中旬ころに旬の“さかり”を迎え、そして旬の“なごり”となっていきます。
食材の旬は足速に通り過ぎていきます。