年中行事・記念日・祭り 解説文


防災の日(ぼうさいのひ) 2021年 9月1日(火)

1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、マグニチュード7.9の大地震が関東地方を襲い、東京では140、150ヵ所から火事が起き、水も電気も止まって大混乱の末、約23万人の死傷者が出、東京が壊滅状態になりました。(関東大震災記念日)
この関東大震災を教訓に、雑節「二百十日」にあたることが多いので、不測の事態に備えるために1960年に「防災の日」として閣議決定されました。
この日には全国で防災訓練が行われます。

二百十日の解説もご覧下さい。


越中八尾:おわら風の盆(えっちゅうやつお:おわらかぜのぼん)
2021年 9月1日(火)~9月3日(木)

富山県八尾町(やつおまち)で行われる行事です。
「越中おわら風の盆」とも言われます。300余年も歌い踊られてきた古い祭りです。
二百十日の風の災害が起きないことを祈る行事として「風の盆」の名がついたと言われています。
風の神を鎮め、秋の豊かな実りを祈願します。
八尾の古い町並みに提灯、幔幕(まんまく)、ぼんぼりを飾り、女は浴衣に編み笠、男は法衣・股引に編み笠をかぶり、三味線・胡弓・太鼓の囃子に合わせて「越中おわら節」を踊り明かします。
本来は町の人だけで楽しむ行事でしたが、哀調を帯びた音色と優雅な踊りを目当てに、近年は多くの見物客が訪れます。